レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は日本で発見されたとされています。1976年以降に医師の小阪憲司によって世界的に知られるようになりました。レビー小体とはドイツの神経学者フレデリック・レビーによってパーキンソン病変の脳幹で発見され名付けられた封入体であり、大脳皮質にこれが多く認められることから、小阪によってびまん性レビー小体病と名付けられ、その後1995年イギリスにて行われた国際ワークショップにて現在の名称になりました。
症状はというと、幻覚(幻視)や妄想などがあげられるようです。非常にリアルな幻視が現れると考えられ、患者本人は具体的に「そこに人がいる」などと訴えてきます。

私の母親も、全く同じことを言ってきました。すごくリアルに人が見えるようで、寝室に歩いて行っては、「おい!誰だ」とか言っていましたし、食事の際も、自分がご飯を食べているにもかかわらず、自分のご飯を違う人が食べているように見えているようで、「私のご飯を食べるな!」と言いながら、ご飯を食べていました。やがて、アルツハイマー型認知症のような認知障害と、パーキンソニズムと呼ばれるパーキンソン病様の運動障害の両方が症状として表れます。歩く際に足をあげられなくなり、すり足のように歩き出します。徐々に進行し、最終的には寝たきりになってしまいます。

この病気の進行について、ある研究ではアルツハイマー病より進行が早く6年かそれ以内で最終段階に進むとされていますが、一方ではアルツハイマー病と変わらないという報告もあります。しかし、寝たきりになったり、死亡したりすることはアルツハイマー型認知症に比べると早く訪れるとしている報告があります。同年齢ではアルツハイマー病に比べて約2倍の死亡率で、平均的な寿命はアルツハイマー病85歳に対して78歳とされ、男性では1.5倍死亡率が上がるとされています。レビー小体型認知症の確定診断がでたあと、平均7年の余命だといわれています。私の母親は現在、確定診断が出て3年が経過しています。

しかし、このレビー小体型認知症はアルツハイマー型と間違われて診断されていることが多いのです。現に母親もアルツハイマー型といわれていました。病院を変えたことにより発見されたのですが、それ以前からだと考えると、余命がいかほどが・・・。